面白かったパソゲー ベストランキング(2001年3月現在) 私が過去にプレイしたパソゲー(98、WIN)の中から、面白かったものをランキングにしました。 |
1位 | Kanon | KEY |
「明るく楽しく、そして切なく美しく」 そんなゲームが好きな方なら、間違いなくつぼにはまります。豊富なキャラクターの個性を利用するのが非常にうまく、それを癖のある脇役が盛り上げるから、非常に話が楽しめるものになっています。メッセージ量も尋常でなく、それでいてだらだらとした部分を感じさせない。 そして、後半部分の美しさ。引っ張り具合も見事で、これ以上の話は好みの問題以外何も無いでしょう。 シナリオを見せる弊害になるようなシステムの不具合も無く、物語に集中できたのも成功の要因だと思います。 場面を盛り上げる音楽、演出効果も見事でした。(レビューあり) |
2位 | AIR | KEY |
話の美しさ、練りこみ方に関しては、後作だけあって上記の
kanon より確実に上ですね。特に、長すぎるとまで評されるほどのメッセージ量は見事ですね。ただ、いろいろな角度から見ると多少の欠点があるので、個人的にはお勧めするも、ランキング的には
kanon より落としておきました。 しかし、本当に読み応えのあるシナリオですね。数千円と言うお金の価値が充分過ぎる位にあるゲームだと思います。(レビューあり) |
3位 | ONE 〜輝く季節へ〜 | タクティクス |
このゲームを3位においておくのはもったいないと思えるほど、素晴らしいシナリオのゲーム。物語の美しさだけを取れば、kanon
より上なんじゃないだろうか。 とにかく話が綺麗。盲目や喋れない女の子を扱っていたりする割には、嫌みな部分を感じさせない。終わらせ方は、悪い言い方をするとワンパターンなんだけど、それを補って余りある美しさがあると思う。 ゲーム後半から特定の相手に話が集中するお陰で、他のゲームにありがちな、「話が盛り上がってきたところで他キャラのイベントが入って興をそがれる」といったこともない。このあたり、ゲームシステムの勝利だろう。とにかく、話に集中できる。 何気ない日常の会話にも手抜きが見受けられず、読んでいてずっと楽しい。やっていて、このままゲームが終わらなくてもいいと思ったくらいです。 すべてのエンディングに満足できた数少ないゲームです。特に茜のシナリオは秀逸ですね。 |
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4位 | 鈴がうたう日 | タクティクス |
ごく平凡な内容のゲームなんだけど、1つのシナリオに対する練り混み方が半端じゃなく、特に後半の話の引っ張り方は見事の一言につきる。ヒロイン「すず」の使い方がうまくて、攻略できるキャラクターこそ3人と少ないものの、充分に満足できる内容でした。 エンディングですが、正攻法もあり、不思議な世界を使った反則技もあり…泣けるようなものではありませんが、思わず食い入るような文章力&展開で、この手のゲームが好きな人なら、間違いなく気に入ると思います。(レビューあり) |
5位 | EVE 〜バーストエラー〜 | シーズウェア |
マルチサイトシステムという、主人公が二人一風変わったシステムが売りのゲーム。前半こそだらだらとした展開をするものの、中盤以降の小次郎とまりなのからみはなかなかのもの。特にハッカーのシーンはこのゲームシステムならでは。思わず食い入ってしまった思い出がある。純粋に面白かったゲームだと思う。 そして、あのエンディング。あの台詞は涙物でした。恋愛物で美しいのは他にもあるけど、そうじゃないので一番感動したのはこのゲームです。 難点は、話が大きくなりすぎて、私ごときの頭では充分に理解できなかったことかな?(泣) (注釈:私がプレイしたのは98版です) |
6位 | 痕 | リーフ |
リーフはいろいろ名作といわれる物を出しているけど、個人的に一番いいと思っているのは痕だったりする。私が痕を高評価している理由は、バッドエンドでも感動させてくれたこと。ダーク系のゲームでハッピーエンドが美しい物はあるけど、バッドエンドまで美しいと思ったのはこのゲームだけ。楓や千鶴のバッドエンド、特に千鶴のハッピーエンド扱いのバッドエンドは、見た瞬間頭の中がホワイトアウトしました。 あと、このゲームに登場する千鶴は、私の(過去にプレイしたゲームの中で)一押しのキャラです。 |
7位 | いちょうの舞う頃 | Types |
とにかく脇役の使い方がいい。このゲームがデビュー作だったそうだけど、よく他のゲームを研究して、その良いところ悪いところをチェックしたんじゃないかと思う。攻略できるキャラクターが4人とちょっと少な目なので、早く終わってしまうんじゃないかと思うのだが、メッセージに印象に残らないような無駄が少ないので、内容が薄いという感じはまったくありませんでした。 内容に新鮮味がないといったところがちょっと残念な気もするんだけど、ありがちな展開でもいいものはいい。特に高難度というわけでもないので、話に集中できたところも良かったんじゃないかと思う。 ベスト3に入らなかったのは、破壊力不足(?)でしょうか。一発で脳細胞を破壊するようなシーンが欲しかったですね。(レビューあり) |
8位 | To Heart | リーフ |
これ以降のゲームにランク付けをするとなると難しいんだけど、やっぱりこのゲームがくるだろうか? ダーク系のイメージがあったリーフが突然普通の物を作ったので、発売前は結構その出来を危惧していたところもあったんだけど、その不安を見事に吹き飛ばす内容だった。この会社はごく普通の会話やメッセージに手を抜かないところがいい。イベント数も豊富で、8人もいる女性キャラ全員の個性を充分引き出せていた。エンディングも綺麗で、マルチのエンディングの引っ張り方は見事。 また、このゲームの背景は本当に綺麗で、今でもたまに壁紙に使用しているほど。本当に丁寧に書き込んだ形跡があって、非常に好感が持てた。 |
9位 | カナン 〜約束の地〜 | アプリコット(フォア・ナイン) |
このゲームは前作「ワイルドフォース」と併せて1本というイメージがある。この評価も、2本併せてのものと思って欲しい。 私のカナンの評価どころは、『敵を倒す』という最終目標にも関わらず、その敵方に嫌みがなかったところ。物語の嫌な部分をできるだけ削ったところが良かったと思う。 内容の濃さという点でも、上記作品に決してひけは取っていない。まあ、詳しくは「ゲーム界の遺産」のレビューを読んで欲しい。(レビューあり) |
10位 | With You 〜みつめていたい〜 | カクテル・ソフト |
この手のゲーム業界で、老舗の中で今も検討し続けるカクテルの作品。常にユーザーの声を取り入れてきた結果か、システム面ではこのゲームがナンバーワンだろうか? 特に気に入っている点といえば、主人公に手を抜いていないところ。この手のゲームの主人公といえば、どこに出もいるごく平凡な奴と相場が決まっているが、このゲームの主人公には物語がある。やっぱり、ギャルゲーと言えど主人公はかっこよくなくっちゃね。当然、私のお気に入りの菜織ほか、女の子の印象も深い物があった。 ただ、このゲーム無駄に選択肢が多いのが気になったなあ。盛り上がってきたところに選択肢が連発するから、話のリズムが悪いんだよね。それだけが難点かなあ。 |
11位 | くすり指の教科書2 | アクティブ |
あまりメジャータイトルじゃない(失礼)かもしれないが、個人的に好きな作品。特に秀でた部分があるわけではないのだが、なんとなしに心に残る。 短いながらも美しいシーンが何点かあり、特に南方弥子のシナリオはかなりいけてる。細かい台詞周りなどにもっと厚みを持たしてさえいれば、さらにランクは上がっていたんじゃないかと思っている。 話は変わるが、このゲームの主題歌は非常にリズムが良くて、私の『好きなゲームの歌』の三本の指に入っている。 |
12位 | 光を… | LILIM |
盲目の主人公という一風変わったシナリオに挑戦した意欲作。内容が暗くならないよう明るめに話を作ってあるのが効を奏しています。話も結構面白いものがそろっていましたよ。 |
13位 | アマランス4 | 風雅システム |
唯一ギャルゲーじゃないランク入り。タクティカルコンバットを採用したロールプレイングなんだけど、タクティカルコンバットの弱点である、「戦闘が無駄に長くなる」という弱点を、戦闘中に会話をたくさん取り込むことによってうまくカバーしていた。 完全固定エンカウント性にしていたのも、戦闘と物語のバランスを取るのに一躍かっていたと思われる。 物語も結構美しく、一般ゲーでは一番いいんじゃないでしょうか? |
14位 | 夢幻夜想曲 | アプリコット(フォア・ナイン) |
アプリコットの作品は、どれも文字数が多くてやりごたえがあり、どんなゲームにもある嫌みを極力抑えることに成功している。このゲームも例に漏れず、どのキャラクターの物語も上手く作られていた。 また、場面を盛り上げる音楽も、曲数こそ少ないものの名曲揃いなんだよね。 最近リニューアル版が出たそうだけど、やったことがない人は一度やってみては? |
15位 | サイバー・イリュージョン | パールソフト |
このタイトルを知らない人も多いんじゃないだろうか? 数年前に発売されているんDOSゲーなんだけど…。 近未来を舞台にしたゲームで、コンピューター上で作られた仮想世界の中で起こる事件を解決する…といった内容なんだけど、その独特の世界観と、主人公の双子の妹早苗と香苗にはまってしまった。 2種類のエンディングはどっちも良くて、メジャータイトルじゃないけど個人的には評価している。 |
惜しくもランク入りしなかったソフト |
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