flowersのネタバレコーナー さて、結構全体を覚えているので、キャラ別感想と行こうか。書いてある順番は、攻略した順番だ。 加東 由里絵 前半部分に間違えると即死の選択肢があるが、そこで間違えてもそれなりに展開していくので、間違えたのに気づきにくかったシナリオ。このシナリオで面白かった点といえば、殺人級の下手な料理に気づかない由里絵と、それに耐性のある主人公だろうね。どうでもいいけど、味見とかはしないんだろうか? 耐性がある主人公ですら、余り美味くないといっているのにね。 あと、主人公が由里絵を助けるシーンのオチ、豪快にぶち壊してくれたよね。 木村 知奈美 このシナリオの場合、目立ったのは知奈美よりも演劇部の部長なんじゃないか? とぼけた振りして結構恐ろしい奴だな。でも、俺ってこういうのが好きなんだよね。 宮口アキラ 特に印象に残ったところはなし。ただ、あすかをひき逃げした犯人は、証拠がどうこういう前に、傷害で警察に引っ張っていった方がいいと思うな。 稲葉 環 キャラクターのかわいさでは個人的bP。妙なイントネーションが耳にこびりついて離れませんでした。シナリオはありがちと言ってしまえばそれまでだけど、引っ張り方はまあまあだったんじゃないでしょうか? しかし、環の親父はどうして主人公との同棲を許したんだろうね。 三船 柚子 一番お気に入りのキャラクター。どこにでも割り込んでくるキャラクター、他のシナリオで時折見せた主人公への想いを隠すシーン。こういう存在感のあるキャラクターが非常に好きです。 で、肝心のシナリオはというと、これもなかなかの物でした。前半4人がHシーン後あっさりと終わってしまったのに対し、柚子シナリオはそれ以降の引っ張りもなかなかのもの。特に二人で銭湯の煙突に上るシーン、なかなか良いじゃないですか。オチも柚子シナリオらしくて…。 千秋 美野里 ヒロインと言うことで、以上に力入っていましたね。途中、美野里との仲が険悪になっていくところは、正直言うとちょっとやりすぎなんじゃないかとも思ったけど、その間の引きつけはなかなかうまかった。先が気になって、つい寝る間を惜しんでやってしまったものだ。特に、真実を知った主人公が暴走するシーンは、思わず食い入ってしまいましたよ。 そして、これで終わりかなと思ったところに、美野里の家でまだ引っ張ろうとしたところに、制作者側のこのキャラクターに対するこだわりを垣間見たような気がしました。 引きつけまくった割には、最後があっさりと終わったけど。 さて、レビューはここで終わり…って訳にもいかんわなあ。しゃあない、最後の一人に行くか。 志村 渚 このゲーム最大の失敗と思っているキャラクターです。このシナリオを見るまでは、書いたばかりの「おもしろかったゲームベスト10」の順位をどう変動させるか本気で悩んでいたが、これで一気に冷めてしまった。渚というキャラクター自体は、ちょっとやりすぎの面があったものの、結構好きなキャラクターだったのだが…。 以下に私が汚点として上げる理由は、このキャラクターだけ一番最後にしか攻略できないこと。美野里が最後というのならわかる。しかし、なぜ渚なんだろうか? そのシナリオが感動ものというのならともかく、このシナリオの終わらせ方はまったく納得行かない。最後まで渚が主人公のことを、仲代がいない間のおもちゃとしか思っていなかったのが悲しすぎますね。疑問符を頭に浮かべたままゲーム自体が終わってしまったのが、非常に残念です。 本当に、「何でここで抜いてしまったの?」と呟いて止まないですね。 |