『語り草』 星を見る人
今の世の中、ゲームという物が数万という単位で出回っている。その中には伝説になるほどのいいゲームもあるが、その逆に伝説になるほどの悪いゲームも存在する。
そんな『語り草』となったク○ゲー、「星を見る人」を紹介しよう。
といっても、プレイしたのが10年近く前なので、あまり覚えていないのですが…。
このゲームはロールプレイングで、確かエスパーたちが自分の住む星を探すという内容だったと思うのですが、まず最初に思うことは、
重い
ということ。ゲームを長時間すると腕が疲れるけど、このゲームの場合即疲れる。とにかく移動速度が異様に遅いのだ。あまりにも遅いので、パッドを持つ力に自然と力がこもる。別段それで早くなるわけではないのだが…。
今までいろいろなゲームをしてきたけど、これほど腕の疲れたゲーム、ましてロールプレイングは他に記憶にない。このゲームを始めたら、まずこのスピードの遅さでやめたくなる。
そして、当然ロールプレイングだから戦闘が始まる。この戦闘シーンがまた問題で、いったん選択したコマンドが(他の仲間の選択肢が残っていようが)取り消せないなんて序の口。なんと『逃げる』コマンドがない。
「だったら敵を倒せばいいじゃねえか」 と思うだろうけど、その敵がまた曲者。復活者という敵が出ると、3レベルくらいまでは確実に『終わる』。しかも、結構エンカウント率が高い。
仕方がないから一回戦闘に勝つ度にパスワードを取るんだけど、このパスワードがとにかく見にくい。「0」と「O」の区別が付きにくいのはよくあることだけど、このゲームの場合「@」みたいな特殊な記号まで使っているものだから、写りの悪いテレビで見ていたりしたら間違えるのは必至。私も、復活者に勝てるようになるまでに2回ほどパスワードを間違えた記憶がある。
ところで、復活者に勝てるようになったら楽なのかといえば、別段そういうわけでもない。後半異様に防御力が高くて、攻撃力が低い敵が出てくるとやっぱり『終わる』。もう、どうしようもねえって感じ。
戦闘以外で困ったことといえば、町とかで鍵を持ってない状態で扉に入ろうとすると、警告音と共に元の位置に戻される。しかし、その瞬間元いた位置に町の住民とかが割り込んでくると、なんと扉の向こうに押し出されてしまうのだ。「おお、裏技!」などと喜んではいけない。その向こうが袋小路になっていた場合、当然のように『終わる』のである。昔、ゲームで進まなくなったときに『かぽし』といった表現をすることがあった(元ネタは知らないんだけど…)けど、まさにその状態。その向こう側にも人がいた場合は抜け出すことも可能なんだけど、そういうときに限ってなかなかこっちにこないんだよねぇ。それだけのために、10分以上も粘ったりして…。(泣)
そして、そんなこんなの困難を抜けてたどり着いた先には、3つのエンディングが存在する。そのエンディングこそ、このゲームのク○ゲーたる本当のゆえんかもしれない。
3つともバッドエンドなのです。
ここまでいくと、もういうことはありません。あまりにも豪快すぎるので、私の友達内はこのゲームの話をしだすとなぜか遠い目をします。これを読んで、「文章じゃわからねえよ」という方は、ぜひ中古屋を駆け回るか何とかして、1時間でもいいからプレイして欲しい。そして、今のすばらしいゲーム環境を実感するのも一興でしょう。