ADAM 〜THE DOUBLE FACTOR〜 のネタバレコーナー

 う〜ん、一本道のゲームはネタバレの関係で感想が素直に書きにくいな。しかも、今回は初めてプレイした日からエンディングを迎えるまでに、実に4ヶ月もの時間が掛かってしまったため、あまりゲームの印象がないんだよね。
 まあ、書けるだけのことを書いておこう。
 とにかく一言いいたいのは、見事なまでの不完全燃焼ぶりだと言うこと。凄腕の筈の2人がなぜかボロボロ。小次郎は雇い主の内部事情で仕事が上手く行かず、よりを戻しそうになった弥生との関係は完全(?)に決裂、恭子も小次郎の元から去ってしまう。その上、安藤や亜美、二人のEVEまで雇い主側は見事に全滅してしまう。
 一方のまりなは、犯人をなかなか割り出すことができず、一度はユカも連れ去られ、挙げ句の果てにはプリーチャーの手に掛かるわ、平井には裏切られるわ…。しかも、小次郎が倒したはずのプリーチャーは生きていて、本来の目的であったADAM君の元にたどり着いてしまう。
 本来ならこんな終わり方で納得できるわけがない。
 だけど、このゲームに関しては私は納得してしまっている。実は、私はサターン版の LOST ONE をプレイしてマジ切れしているのだが、あれと違うのは、確実に続編があるのがわかっており、なおかつその続編に想像が膨らませることができるところだ。小次郎の元に弥生&恭子は戻ってくるのか? 怪我に伏したまりなは復活するのか? はたまたプリーチャーに捕まった(?)ADAM君がどう活躍するのか? プリシアは再び小次郎に会うことができるのか(??) 早く続編が見たい。
 でも、その続編が満足できるような内容でなかったら、今度は本当に怒るよ。
 まったく話はずれるが、今回一番のお気に入りキャラは、善人なのか悪人なのかわからない、食えないキャラクター安藤。甲野本部長並のとぼけぶりを発揮して、密かにこのキャラクターの行動に注目していたのだが、あっさり殺されてしまい非常に残念。殺すにしても、もっと目立つ殺し方をして欲しかったな。(笑)
 それと、亜美が死ぬシーンの引っ張り方はなかなかに上手いと思う。引っ張った分だけ、その悲しさと虚しさがよく出ていた。このゲームの最大の見せ場だったのではないかと思う。
 …もう書くことが無くなってしまったので、締めに入ろう。今回の作品は、ちょうど全?巻の小説1巻分が終わったような感じ。(一応今回の事件は解決している形になっているので、上下巻の上が終わった…とは意味が違う)とにかく、本来なら主人公が格好良く決めて終わる筈のところで、締まりのないまま終わってしまっているので、一刻も早く続編がプレイしたいですね。

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