ボクシング観戦記

2002年12月8日 明石産業交流センター


今日は久しぶりに駅前でボクシングがあったので見てきました。
メインはJM加古川会長の御曹司熟山竜一、セミには地元大久保の星・戎岡兄弟の兄、彰が出てきます。
また、元日本チャンピオンの興梠に明石の竹村が挑戦する試合も注目です。
試合開始前、端の方でなんかバンバン音がすると思ったら、戎岡兄を始めとする選手たちが練習してました。練習場所ないんかいこの会場は……。
ちなみに今回見た席は最前列の席でした。当日券だったのですが、熟山人気ないのかなあ?


★中島和也(白鷲)×大橋純(JM加古川拳)

大橋は長身。小柄な中島はファイタータイプか。
1R 逃げる大橋を中島が追う展開。中島の方が押しているように見える。大橋は今一自分の距離になれないか。
2R 大橋がロープに詰まり始めるが、打ちあいでパンチをヒットしているのは大橋の方。終盤、大橋のワンツーがクリーンヒットする。前半に中島はバッティングの注意を受ける。
3R 大橋がバッティングで右目の上をカット。再開の後、大橋が良い右を当てるが、中島も終盤追い詰めてコーナーで連打を繰り出す。
4R 終盤、中島の右がクリーンヒット。大橋は効いたようだが、その後中島が押し倒してしまい倒すチャンスを逃してしまった。
そのまま判定に入り、勝者は中島。2〜0の点差が付いていた。

★朝津伸吾(風間)×岸利明(JM加古川拳)

朝津は半モヒカン(正確な髪形名はわからない)。顔のインパクトは岸に圧勝している。
1R 朝津のボディーストレートが良く、再三ヒットする。終盤には顔面にも数度当てる。岸は細かいパンチを何回か当てただけ。
2R 2分過ぎ、朝津の左フックで岸の腰が少し落ちる。それを見た朝津、攻勢に出るが攻めきれず。
3R 1分頃、朝津の右ストレートに岸、ふっ飛ばされダウン。その後朝津がロープにつめ、左フックが入った所でレフェリーストップ。1分27秒。
主催のJM加古川拳の選手が連敗し、後続の原に否応無しに期待が掛かる。

★藤井理嘉(武蔵ヨコヤマ)×原啓文(JM加古川拳)

小柄な体型から、原は突進ファイター型と見たがどうか?
1R 原が素早く頭を振りながら突進しボディーを狙う。しかし、細かい藤井の左も当たっている。
2R 藤井の細かいパンチがよく当たっている。原サイドのからしつこいぐらいのボディー攻めの指示に従い、原はボディーを狙っている。
3R 原サイドの顔面禁止例(?)が繰り返され、それに従いボディーを攻める原。しかし、藤井の足は止まらない。だが、終盤原の綺麗な左フックが藤井の顔面に炸裂する。
4R 原が必死で追う。しかし、藤井は上手く逃げて捌きそのまま判定へ。結果、原のボディーが見とめられたらしく、2−1で原が勝利を納めた。

★興梠貴之(グリーンツダ)×竹村貴宏(明石)

何で元チャンプがこんな前座試合に出ているのだろうか? 何はともあれ、竹村にとっては日本ランキング入りのチャンスである。私が前に見た試合では今一な結果だったので今日はがんばって欲しいところだ。
竹村、一声吠えてふてぶてしい顔でリングイン。気合十分。
しかし、気になるのは対する興梠のトランクス。何で「HONDA HIDENOBU」なんだろう? 世界挑戦に失敗したジムの先輩(本田秀伸)無念をここではらすつもりなのか、ただ単に赤コーナー用の赤いトランクスがなかったのか……。
1R 興梠はさすがに落ちついている。接近してからのアッパーを交えた連打が綺麗。
2R 興梠の細かいパンチがあたる。しかし、竹村も終盤数発パンチを入れ、興梠が真剣な顔で向かっていくシーンが見られた。
3R 竹村の接近してからの右ボディーが良い。左フックも当たっている。興梠も連打で返すが竹村が優勢にみえた。
4R 前半竹村が左右ボディーの連打。中盤にもボディー連打を入れ、今度は左フックが連続でカウンターで入る。会場大盛り上がり。しかし、興梠も必死で顔面に返す。
5R 竹村は右ボディー、興梠は右アッパーで攻める。両者結構当たっている。
6R 興梠の右アッパー、左フックが連続ではいる。しかし、竹村効いたそぶりを見せず攻め続ける。かなりダメージがあると思うのだが……。
7R 両者のパンチがヒットするがお互い倒れない。意地のぶつかり合いで間違いない好試合だ。
8R とても判定まで行かないような展開が最後まで繰り返されたが、そのまま判定へ。2人のジャッジが1ポイント差、一人がドローの僅少差で興梠が勝利を納めた。しかし、竹村は元チャンプに大善戦。このボクシングを続けられれば、日本タイトルも夢ではないと思った。

★バード・アバボ(フィリピン)×古橋秀之(JM加古川拳)

ふるふる登場。(2001年2月12日の観戦記参照)
1R アバボの左ガードが下がっている。下からジャブがくるので古橋はかわしにくいか。左フックも早くて威力がある。ガードし損ねるとやばそうだ。
2R 古橋が左ボディーで攻める。アバボは相変わらず左中心の攻め。ジャブが細かく当たっている。
3R アバボのパンチが細かく当たる。しかし終盤、左ボディーで古橋反撃、少し見せ場を作る。
4R 古橋の左ボディーが効いてきたのか、アバボの手数が減ってきたように見えた。
ちなみに、ラウンド間に書いている手を止めてリング上よく見れば、この試合からラウンドガールが。
水着姿はちょっと寒そうだ。(^^;;;
5R アバボの左フックがクリーンヒット。効いたらしく古橋が下がるがアバボは追わない。明らかにボディーが効いて来ている。
6R お互い攻めてに欠ける。特に進展は無かった。
7R 同じような凡庸な展開。しかし、古橋のトランクスは下がりすぎのような……。
8R 古橋の左ボディーはどこに行ったのだろうか? アバボのジャブがよく当たっているが、古橋のジャブを基点とした攻撃はほとんど当たっていない。
9R やっぱり両者決め手に欠ける攻撃しか出来ない。このまま判定に行ってしまうのか?
10R 古橋が左右の連打を時折見せるが、やっぱり攻めきれなかった。そのまま判定に入り、結果は三者三様のドローに終わった。まあ、地元判定ってところでしょうか? 個人敵にはアバボの勝ちかと思ったのだが……。

ここで、10月MVPの表彰式が行われ、スーツ姿の佐竹がリングにあがった。まあ、坂本とのあの試合は表彰されて当然だろうな。

★ハイメ・バルセロナ(フィリピン)×戎岡彰(明石)

セミファイナル。アキラの登場。あのお方(辰吉……戎岡の兄貴分)の姿はちょっと見当たらない。やっぱり、自身も試合前なので控えたか??
しかし、東南アジアの選手好きやね戎岡兄。相変わらず濃い顔しているし。(^^ゞ
しかし、ファンから貰っている花束の数……人気あるなあ。しかし、トランクスに日の丸はちょっと。(爆)
1R 戎岡はよくパンチが見えているようだ。終盤バルセロナがボディーの連打を見せるが、これはきっちりガード。しかし、戎岡はハンドスピードが今一。
2R バルセロナの手がよく出る。私は戎岡の攻撃より、彼の後ろ頭右の刺青の方が気になってしかたがない。あんなところに刺青あったっけ?
なんか、見るたびに刺青の数が増えているような気がする。
3R 相変わらずバルセロナの手がよく出る。しかし、中盤から戎岡のボディーが冴え始める。
4R 右クロスを基点に戎岡が攻めるがバルセロナも反撃。しかし、疲れたのか攻撃の手を休める。だが、残り10秒で再び連打。ポイントはしっかりとろうと言う姿勢。
5R 戎岡が上下に打ち分けて攻める。終了間際に綺麗に左がヒット。
6R バルセロナの連打に力がなくなってきた。戎岡のボディが冴える。しかし、終了間際バルセロナの力の入った連打が。戎岡も打ちあいに応じる。
7R バルセロナは明らかに休んでいる。しかし、たまに力を入れて打ってくるので怖い。中盤、戎岡の攻めに会場からアキラコールが上がる。
8R 戎岡のボディーにバルセロナ下がる。手も出ないようだが終盤、強いパンチの連打で反撃する。まだまだ気が抜けない。
9R ほとんど手がでないバルセロナを戎岡がボディで攻める。しかし、残り10秒の打ち木と共にバルセロナ連打。あまりもの荒い連打に、ラウンド終了後戎岡は呆れたように両手を広げておどけた。
10R 思ったよりもバルセロナは出て来ない。2ラウンド過ぎ、右ボディーストレートがカウンター気味で入り、バルセロナがロープに吹き飛ぶ。これはかなり効いたようで、残り10秒の反撃も無かった。そのまま判定に入り、3−0で戎岡が勝利を納めた。まあ、あれだけボディーがは入れば納得の判定でしょう。

★ジャニー・リヤ(フィリピン)×熟山竜一(JM加古川拳)

リヤはフィリピンチャンピオン。ランク的には上の選手で、熟山は気を抜けない。前回長谷川穂積にぼこぼこにされているので、今回はすっきり勝ちたいところだが……。
1R 互いに動きが早い。両者とも様子を見ている。
2R リヤが突っ込んできたところに熟山の左右ボディーが入る。それ以外はなかなかお互いにクリーンヒットを許さない。
3R 相手が打ち込めば返すと言う展開が続く。両者共に攻撃が鋭い。
4R 時折リヤの左右ボディーがヒットする。後半効いてこなければ良いのだが。
5R 両者決めて無し。リヤの方がよく手が出ているように見える。
6R やっぱりリヤの方がポイントを取っているように見える。熟山は右をかぶせようとしているのだが、今一タイミングがあっていない。
7R リヤが突っ込ん来たところに、熟山が左・右フックを狙うが当たらない。
8R どっちが優勢とも言えないような玄人好みの展開が続く。会場の盛り上がりはない。
9R 前半熟山の左フックが入って会場が沸く。終盤良い左ボディーが入り、一気にボディーの連打で熟山が攻勢攻勢にでる。
10R 終盤熟山が必死でボディーで攻める。効いてきたリヤは相手のバッティングをアピールして時間を稼いだり、クリンチで逃げたりと必死。そのまま判定へもつれ込んだ。判定は2−1で熟山。しかし、リヤにつけたジャッジは3ポイント差と、見方によって採点の分かれる難しい試合だったといえるだろう。

個人的には、見せ場のないつまらない試合だった。前に見た試合の印象もそうだったが、もっと相手を圧倒するような攻撃手段がないと、逆に僅差で負かされる憂いに会うような気がしてならない。上を目指すのなら、もっと明確な勝ちの取れるボクシングを見につけて欲しい。

しかし、KOの少ない、見ごたえに少し掛けた興行だったなぁ。
派手に打ち合った興梠×竹村戦がなければもっと醒めていたでしょうね。
ちなみに、1時半から試合が始まって、終わったのは5時半前でした。
いっしょに見ていた人、会場の人及び選手の方々……お疲れ様でした。(^^;;;

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